金の売却の流れ|査定から入金・確定申告までの手順と持ち物

金の売却の流れを査定から確定申告まで説明する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、国税庁・財務省・警察庁・消費者庁など公的機関の公開情報、e-Govの法令、田中貴金属工業の公表価格、各買取店・地金商の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。税金の個別の判断は、所轄の税務署または税理士にご確認ください。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

初めて金を売る時は『何から始めればいいの?』と迷いますよね。店に行く前に何を用意して、売った後に何をすればいいのか、先に流れが分かっていると安心です。

金を売りたい人

初めて金を売ります。店に行ってから確定申告まで、どんな流れになるんでしょうか?

案内役

大きく分けると「準備・査定・本人確認・契約と入金・明細の保管・翌年の申告」の6つです。税金のことは売った後の話に見えますが、実は売る前の準備から関わってくるんですよ。

結論から言うと、金の売却の流れは、売る日だけで終わりません。この記事では、査定から入金、確定申告までの手順と、各段階の持ち物が分かります。

目次

金の売却の流れは6つの段階です

先に結論

金の売却は「準備、査定、本人確認、契約と入金、明細の保管、翌年の申告」の順に進みます。税金の計算に使う記録は、準備と明細の保管の段階でそろえます。

この記事は、2026年10月時点の国税庁の公開情報と、各社の公式ページをもとにまとめています。

段階やること税金とのつながり
1. 準備金を種類ごとに分け、購入時の書類を探す取得費と保有期間が分かる
2. 査定店で金額を出してもらう売った金額の見込みが分かる
3. 本人確認本人確認書類を見せる200万円超ならマイナンバーも
4. 契約と入金金額に納得したら売る高額だと振込になる
5. 明細の保管明細(計算書)を受け取ってしまう売った金額の記録になる
6. 翌年の申告申告が要るかを確かめ、要るなら申告譲渡所得として計算

ひとつずつ、持ち物と一緒に見ていきましょう。

金の売却の流れ6つの段階の図解

1〜2. 準備と査定:売る前に金額の見込みを知る

準備で探すのは購入時の書類

金地金を売った所得は、原則として譲渡所得です(国税庁 No.3161)。計算には取得費(買った時の値段)と、5年を超えて持っていたかが要ります。

準備の段階では、売りたい金をインゴット・金貨・アクセサリーに分けておきます。購入時の計算書や領収書も、一緒に探しておきましょう。

磨いたり切ったりしない

おたからやは「磨かずそのままの状態でお持ち込みいただくのがおすすめです」と書いています。日本マテリアルは、1kgを自分で切断すると売却できなくなるとしています。

査定にかかる時間と予約

査定の時間や予約の要否は、店の公式に書かれています。

店査定・予約について(公式の記載)
おたからや査定は平均して5分〜15分程度。予約は不要
買取大吉予約不要・査定無料
田中貴金属(直営店)地金・コインの取引の予約は受けていない。混雑時は整理券の場合あり

田中貴金属は、土日祝日は原則として買取をしていません。行く前に、店の営業日を確かめておくと安心です。

売る前の確認は、金を売る前に確認することでリストにしています。

3. 本人確認:持っていく書類

本人確認書類は全員に必要

古物営業法は、古物商に相手方の住所・氏名・職業・年齢の確認を求めています。金は少量でも1万円を超えることが多いので、本人確認書類を持っていきましょう。

店に持っていくもの
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど。有効期限内の物)
  • 1回の対価が200万円を超える金地金・金貨なら、マイナンバーが分かる書類
  • 振込になりそうなら、本人名義の口座が分かるもの
  • 購入時の書類(店によって求められる)
  • 売りたい金(そのままの状態で)

『マイナンバーまで出すのは不安』と感じる方もいるはずです。1回の対価が200万円を超える金地金・金貨の売却では、買取業者が支払調書にマイナンバーを書いて税務署に出す決まりがあるためです(所得税法第224条の6)。

支払調書は、税金がかかるかどうかの線ではありません。本人確認の内容は、金を売る時の本人確認でくわしく見られます。

4〜5. 契約と入金、明細の保管

高額だと振込になります

田中貴金属の直営店では、現金で受け取れるのは100万円(税込)までです。100万円を超える売却は、指定の口座への振込になります。

振込の日数も、店の公式に書かれています。三菱マテリアルは100万円を超える売却を現品受領の2営業日後、徳力本店は2営業日後(月末は3営業日後)に振り込むとしています。

売ったら、明細(計算書)を受け取ります。田中貴金属は「御計算書は再発行できませんので、大切に保管してください。」と書いています。

売った当日にやること
  1. 明細の品目・重さ・金額が査定の説明と合っているか確かめる
  2. 現金なら、その場で金額を数える
  3. 振込なら、入金予定日を聞いておく
  4. 明細を、購入時の書類と一緒にしまう

明細の残し方は、金の買取明細書は確定申告で使う?でまとめています。

まずは手元の金がいくらになるかを、査定で確かめるところから始めてみてください。査定額と明細を受け取れる店を選んでおくと、この後の申告までスムーズです。

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売る前に、金の査定額を確かめる

税金の計算は、いくらで売れるかが分からないと始まりません。インゴット・金貨・アクセサリーは1点から無料で査定を受けられます。金額を聞いてから、売るかどうか・いつ売るかを決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件・必要書類は公式サイトで確認してください。

6. 翌年の申告:要るかどうかを確かめる

申告期間は原則として翌年2月16日から3月15日

国税庁 No.2020 によると、確定申告の期間は原則として、その年の翌年2月16日から3月15日までです。令和8年分の正式な期間は、国税庁の発表で確かめてください。

申告が要るかは、譲渡所得の金額と、自分の立場で決まります。例えば、取得費100万円の金を300万円で売った場合を、国税庁の式に当てはめてみます。

項目5年以内(短期)5年超(長期)
譲渡益(300万円 − 100万円)200万円200万円
特別控除後(− 50万円)150万円150万円
課税される譲渡所得150万円75万円

譲渡費用0円、その年にほかの譲渡益は無い前提の目安です。実際の税額は、ほかの所得や控除で変わります。

会社員(給与1か所・年末調整済み)は、給与以外の所得の合計が20万円以下なら所得税の申告は不要です(No.1900)。ただ、住民税の申告は別に要る場合があります。

申告書を出した後、税務署から納付書は送られてきません(No.2020)。申告の手順は金売却の確定申告、全体の仕組みは金を売った時の税金ガイドで確認できます。

金を売った翌年の確定申告が要るかの判定の図解

初めての金の売却でよくある相談

よくある相談の答え方

Yahoo!知恵袋に寄せられた、初めて金を売る時の流れと税金の相談を2つ要約して答えます。

相談1:初めて指輪などを3点売って13万円。税金は?

「初めて買取店で指輪などのアクセサリーを3点売り、合計13万円になった。税金はどうなるか」という相談です。

アクセサリーなど貴金属の製品は、1個または1組30万円以下なら生活用動産の非課税に当たるかを確認します(国税庁 No.3105)。3点で13万円なら、1点ずつは30万円を下回る計算です。

金を売りたい人

それなら、明細は捨ててもいいですか?

案内役

同じ年にインゴットなど別の金を売るかもしれないので、取っておくと安心ですよ。物の扱いで迷った時も、明細があれば税務署で説明しやすくなります。

相談2:初めて金貨を買った。売る時に困らないためには?

「初めて金貨を買った。将来売る時の確定申告はどうなるか」という相談です。

売る時に要るのは、買った時の値段と日付です。購入時の計算書や領収書を、金貨と一緒に保管しておきましょう。

5年を超えて持ってから売ると、特別控除後の金額の2分の1が課税の対象になります(No.3161)。買った日が分かる書類は、ここでも役に立ちます。

よくある質問

金の売却は予約が必要ですか?

店によって違います。おたからやと買取大吉は予約不要と書いています。田中貴金属の直営店は、地金・コインの取引の予約を受けていません。

金の査定にはどのくらい時間がかかりますか?

おたからやは、物量にもよるものの平均して5分〜15分程度と書いています。混雑や品物の数で変わります。

金を売ったお金はいつ受け取れますか?

現金で受け取れる範囲ならその場で、振込なら店の決まった日数の後です。三菱マテリアルや徳力本店は2営業日後と書いています。

金を売ったら、いつ確定申告をしますか?

原則として、売った年の翌年2月16日から3月15日までです(国税庁 No.2020)。申告が要るかは、譲渡所得の金額と立場で決まります。

まとめ

この記事の要点
  • 金の売却の流れは、準備・査定・本人確認・契約と入金・明細の保管・翌年の申告の6段階
  • 準備の段階で、購入時の書類と手に入れた時期を確かめる
  • 本人確認書類は全員に必要。200万円超の金地金・金貨はマイナンバーも
  • 高額の売却は振込になる店が多く、明細は再発行できないこともある
  • 確定申告の期間は原則として翌年2月16日から3月15日
  • 個別の判断は、所轄の税務署か税理士に確認する
金売却の税金.jp

金売却の税金.jp 編集部

金や貴金属を売った時の税金(譲渡所得の計算・確定申告・支払調書・相続やもらった金の扱い)を、国税庁の公開情報をもとに整理し、税金のことで迷わず売却まで進めるための情報サイトです。 公式サイト

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